ピライト
カザフスタン産、Kurgunkue産、ピライトクリスタル
スペイン・ La Rioja ・Navajun産、ピライト立方体
詳細シート
ピライト
ピライトをたたくと熱い火の粉が飛ぶ（火口に火をつける、古代ローマ軍団の兵士が使っていた）。石名は火を意味するギリシャ語『pyros』からきている。
インカ族はこの石で鏡を作っていた。
しばしばマラカサイトと混同されるが、ピライトは特に湿気に触れると割れてしまうため、宝石として用いることは出来ない。近くにあるものを破壊してしまう硫酸で形成されている！宝飾品と用いられる『マラカサイト』と呼ばれるピンク色の物は全て、実際はピライトである。
石色が黄金であるものは貴金属に間違われることもあり、またの名を『フォースゴールド（偽の金）』もしくはドイツ語で『猫の金』なと言われている。
化学的特徴
FeS2
鉄硫黄
体格的特徴
主な色
黄色黄色
明るい色
条痕の色
黒色, 緑色
光
金属光沢
硬度
6.0 まで 6.5
密度
5.00 まで 5.20
劈開
不明瞭
亀裂
不規則
光学特性
透明
不透明
屈折率
0.000 - 0.000
二重屈折率
0.000
屈折率は観察不可能、複屈折率はなし
二重屈折率
いいえ
多色性
なし
色の数
1
蛍光
無し
結晶の特性
立方体、縞模様、しばしば大きいサイズ、十面体
結晶構造
立方晶系
他のインフォメーション
星座
山羊座, 蠍座, 魚座
似た宝石
採掘場所
美しい鉱石を採掘することで知られる産出地：スペイン, ペルー, エルベ島, ボリビア, メキシコ, ルーマニア, スウェーデン王国…
ハイジュエリーにおける用途
宝飾店では、6面を持つ平らなローズカットを施すため、出来る限りパール味を帯びたピライトを求めている。これらは『マラカサイト』呼ばれている。研磨されると、金属質の輝きを失う。黒くなっていく傾向がある。
ピライトのローズカットは19世紀にメダルや指輪の飾りとして多用された。
日々のお手入れと注意点
手入れ用の製品からは遠ざけておくこと。石鹸を加えた水で洗い、きれいな水、その後アルコールで洗い流し、酸化を防ぐ。
衝撃に弱い。
文化的・歴史的ストーンセラピー
身体エネルギーを再生してくれる石で、精神に構造を与えるのを助けてくれる。フローライトと同じように、しっかりとした結晶体を持つことから、秩序の石として思考の構造を与える。建築学、数学など、世の中で秩序を与えている物事に適している石。
抗生物質は鉄を基礎としているため、貧血を防ぎ、記憶力を高める。疲れに対する身体的な忍耐力を与え、精神活動を助長する。
その他
宝石
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