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サンストーン

サンストーンは長石、多くは主にプラジオクレースやオリゴクレースで出来ている。特徴的な点:オレンジ色の石塊の内側に、金属のような薄片のきらめきを観察できる。このことから太陽の石という意味の『ヘリオライト』という名が与えられた。
ヘマタイトもしくはゴーサイトの薄片で出来たオレンジ色の紙玉は、青や緑の光ときらめきを与える。この現象のことをアヴォンチュレッセンスと呼ぶ。
さらにプラジオクレース長石はしばしばシラー効果もしくはアデュラレッセンス/ラブラドレッセンス(異なるプラジオクレースの薄片重なりによってみられる)を見せ、インクルージョンに金属のような輝きを与える。
アメリカ合衆国オレゴン州で産出する変種はヘマタイトの代わりに銅の微小粒子を含んでおり、これによってより濃いオレンジ色になっている。この他に、緑、黄色、ピンク、褐色、無色、透明のものも存在する。
サンストーンは別のプラジオクレース長石で構成されていることもあり、これは微斜長石やオルソースのようにアルカリ長石であることもある。
『アヴォンチュリン』クォーツと混同しないよう注意が必要。こちらは緑の時はフックサイト、オレンジ色の時にはヘタマイト雲母で構成されている。



化学的特徴

(Ca,Na)[(Si,Al)4O8]

カルシウムとソジウムのアルミ珪酸塩



体格的特徴

主な色

オレンジ色

別の色

茶, 赤色

石の中にスパンコールのような輝きを持つ

条痕の色

ガラス光沢

硬度

6.0 まで 6.5

密度

2.61 まで 2.65

劈開

完全

亀裂

不規則

階段状



光学特性

透明

不透明, 半透明, 透明

薄片は半透明。

屈折率

1.525 - 1.546

二重屈折率

0.010

弱い、双軸+。ラブラドライトは複屈折が高い

二重屈折率

いいえ

分散

0,012

多色性

多彩な

色の数

1

見られる場合:非常に弱い

蛍光

弱く

赤褐色

包含物

ヘマタイト、ゴーサイト



結晶の特性

凝塊

結晶構造

三斜晶系



他のインフォメーション

星座

蠍座, 蟹座

採掘場所

主な鉱床:’北アメリカ、アメリカ 及び カナダ.
他産出国: インド, ロシア, マダガスカル, ノルウェー, オーストラリア, タンザニア.

ハイジュエリーにおける用途

カボション、もしくは平らな薄板片にカットされるが、透明な赤色、緑色、オレンジ色のファセットカットのものは最も価値が高いとされている。
オレゴンの透明もしくは二色(緑とオレンジ)サンストーンは人気がある。

日々のお手入れと注意点

もろくはなく、手入れは簡単である。水と液体食器洗剤で洗い、清潔な水で洗い流す。

イミテーションと加工

18世紀イタリア・ムラノのアベンリュリンガラスはサンストーンと良く混同されていた。

文化的・歴史的ストーンセラピー

サンストーンは石名からも分るように熱を持つ石である。生命エネルギー、喜び、幸福感の象徴であり、自信と明確な思考を与えてくれる。調和を築きながら、人との触れ合いや友情、出会いの機会を増やしてくれる。
季節の変化に順応しやすくしてくれる効果も持つ。

その他
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